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2012.03.05

便秘の症状①

便秘の症状についてご説明します。その1

弛緩性便秘(大腸の蠕動運動が弱いためにおこる)

  高齢者の方で大腸の動きが弱くなっている場合、消化のよすぎる、残渣の少ない食物はかえって腸の「ぜんどう運動」を弱める原因になります。
  食物繊維を含む野菜を多くとり、ビフィヅス菌を増やす、ヨーグルトや乳酸発酵食品などもとりましょう。
またウオーキングなど適度な運動も便秘改善に必要です。

  食物繊維をたっぷりとっても腸が動かない弛緩性便秘は、仕方がないので、動くように刺激をしてあげないといけません。
下記のような下剤を症状に合わせて使います。
大腸刺激性下剤はどうしても腸が動かない時に緊急として使う場合はとても有効ですが、量が多いとお腹が痛くなったり、下痢になったりしますので注意が必要です。

塩類下剤・・腸管内へ水分を移行させて、便を軟らかくさせて便通を促進させます。(酸化マグネシウム含有カマグ、マグミット、マグラックス等)
膨張性下剤(非刺激性)・・繊維成分を主体に含み、多量の水とともに用いると繊維が膨張し、腸のぜん動運動をうながします。
大腸刺激性下剤・・センナ、ダイオウ、ビサコジルを含んだ下剤 大腸に直接刺激を与えてぜんどう運動を促進し、便の移動をスムーズにします。

TEL:092-534-5200